【助産師が伝える】骨盤ベルトの付け方!3つのpoint!
妊娠中から腰が痛い? 時々恥骨も痛い?
妊娠中や産後の腰痛・恥骨痛などでお悩みがあり、骨盤ベルトを試してみたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
骨盤ベルトも種類があってどれを買ったらいいかわからない、手元に骨盤ベルトはあるけれど、どうやって着けたらいいかわからないという方も多いと思います。
実は、骨盤ベルトは正しく装着しないと効果がないだけでなく、逆効果を生じてしまう可能性もあります!
この記事では現役助産師が正しい骨盤ベルトの装着方法をお伝えします。
ぜひ最後までご覧ください。
骨盤ベルトを正しく装着するポイント
骨盤ベルト装着時に確認したい2つのポイント
骨盤ベルトを正しく装着するために、確認したいポイントが2つあります。このポイントを必ず通るように装着しましょう。
- 大腿骨の大転子 ここは、太ももの骨の端っこで、ちょうど手を横に揃えて立った時に手のひらの付け根あたりにくる、腰骨の一番出っ張っている部分です。
- 恥骨 おへそから下の方にさがると固く触れる骨の部分があります。
この2点を必ず通るように装着してみましょう。
骨盤ベルト装着時は姿勢を整える
また、立位で骨盤ベルト装着する時は、ご自身の姿勢を整えます。
かかと同士をくっつけて立ち、下腹部を軽く引っ込めて、背筋を伸ばして、顔は真っ直ぐ前を向きます。
手のひらが1枚入るくらいのゆとり
骨盤ベルトを着けるときは、お尻側から前側に向けてベルトを巻くようにします。
- ベルトの中心がお尻の真ん中にくるようにベルトを持つ
- ブランコに座るように、ベルトをお尻に当てる
- そのまま大転子の横を通るようにベルトを添わせ、前は恥骨の前を通るようにする
マジックテープで止めるタイプのものが多いですが、キツすぎず、ユルすぎず、手のひらが1枚入るくらいのゆとりを持たせてベルトを締めます。
きつく装着することにより、血行が悪くなったり、より骨盤周りの筋肉や靭帯を緩ませてしまう恐れもあるので注意です。
正しく装着できると、立位姿勢において、背筋がピンと伸びたような感覚が自覚できると思います。
骨盤ベルトは正しく装着しないと効果がない
とりあえず腰に巻いておけばいいわけではありません。
正しい位置に巻けていなければ、骨盤を支ええることができません。
変に骨盤を圧迫してしまい、逆効果となる可能性もあります。
また、産後のたるんだお腹を締めたいと、早々にウエストニッパーの装着をする方もいますが、産後すぐのウエストニッパーの装着もオススメできません。
骨盤や骨盤底筋、腹筋が緩んでいる状態の産後間もない時に、お腹だけを締めても、状態が回復するわけではなく、機能的にはより悪化し、腹腔内臓器が下垂したり、尿もれなどを生じる可能性もあります。
ウエストニッパーは、骨盤や骨盤底筋、腹筋の回復の後に装着しましょう。
身体の回復状況に合わせて利用できると良いです。
オススメの骨盤ベルト
骨盤ベルトは必須アイテムではありませんが、妊娠中・産後の腰痛や恥骨痛、骨盤の不安定感を感じる方、切迫早産の方にも有効です。
骨盤ベルトは様々な会社から販売され価格も様々で、マジックテープで止める形態のものが多く、いろんな素材のものがあります。
骨盤ベルトは大腿骨の大転子と恥骨が覆えるほどの幅があって、装着しやすいものを選ぶことをオススメします。細い帯状のものではなく、ある程度幅のあるベルトであれば正しく装着ができると思います。サラシでも代用ができますが、着脱がしやすく、ご自身が巻きやすいものが良いでしょう。
産院によっては、分娩入院時に渡されるお産セットの中に、簡易の骨盤ベルトが含まれている場合も多いので確認してみましょう。
まとめ
骨盤ベルトの正しい装着方法は、
- 大腿骨の大転子と恥骨を必ず通るように着ける
- 姿勢を整えて着ける
- 手のひらが1枚入るゆとりをもって着ける
骨盤ベルトは正しく装着できないと意味がなく、逆効果となる場合があります。
骨盤ベルトは様々なものがありますが、大腿骨の大転子と恥骨が覆えるほどの幅があって、着脱しやすく、ご自身が巻きやすいものを選びましょう。
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