妊娠中のおっぱいケア
みなさんこんにちは。年末ですね!
今年は地元には帰省せず、自宅で友人と過ごす年末年始となりそうです。
昨日の夜から自分の食べたい“おせち”の準備をして、名古屋の馴染みのお店からの“イタリアンおせち”をお取り寄せしました。
年末年始は美味しいものの誘惑が多いので、妊婦さんは気をつけたいところ。
私も妊娠後期を迎え、急激に胎児の成長がみられる時期なので、セーブしながらも季節の料理を楽しみます。
さてマッサージ関連のお話が続いたので、
そのまま妊娠中のおっぱいケアについてもお話してみようと思います。
赤ちゃんが産まれたら母乳は自然に出るもの?
まず、母乳が出る仕組みについてお話します。
赤ちゃんを出産したら自然に母乳が出ると思っている人が多いですが、
そんなうまい話はありません。
初めは出てもじんわりにじむ程度。初産婦さんでは分泌しない人もいます。
おっぱいケアに熱心な産院では、出産後30分以内に分娩台で直接赤ちゃんがおっぱいを吸えるように介助してくれるところもあります。
実は、おっぱいは、赤ちゃんからの吸われる刺激によって徐々に反応し、分泌してきます。
また、おっぱいを飲むときは、乳頭の先を吸うのではなく、乳輪部分までしっかり大きくくわえて飲みます。
そして赤ちゃんの吸引力はなかなか強いのです。
ですので、適切なポジションでくわえさせて、授乳しないと、おっぱいの先は傷つき、痛みます。
母乳を頑張りたいママは妊娠中からおっぱいマッサージを
普段より強く吸われる部分ではなく、とてもデリケートな場所でもあるので、突然授乳を始めると、とても痛みやすいです。
そして、赤ちゃんの授乳は初めは2〜3時間おきに行います。
場合によっては前回の授乳から1時間も経っていないのにおっぱいを求める子もいます。
最低でも1日8回以上はやってくる授乳時間。
大体が1度の授乳で左右を10分程度ずつくらい。
一度傷ができてしまったら、適切なポジションでくわえさせたとしても痛むことがほとんど・・・
できるだけ傷を作らないように、痛みなく授乳していきたいですね。
実は、痛みがなく授乳できているママのおっぱいはとっても柔らかいのです。
どの部分が柔らかいのかというと、
乳輪・乳頭の部分がとても柔らかいのです。
この部分に硬さがある人は授乳の時に痛みを感じやすい傾向があります。
触っていくとほぐれてくる部分でもあるので、産後の授乳に備えて乳輪・乳頭のマッサージをしていきたいものです。
しかし、ここで注意があります。
おっぱいマッサージをすることによって、子宮が収縮する可能性があるため、産院によってはマッサージ開始時期の決まりがあるところがあります。
マッサージの仕方も含めて産院に確認してみましょう。
大体は36〜37週以降でと言われている産院が多いですが、
乳頭の形や乳頭・乳輪の硬さによっては早めにマッサージを開始した方がいい人もいるでしょう。
私は扁平でやや硬さがあるので、子宮の収縮の状況をみながら、お風呂の後にマッサージオイルを使用して乳輪・乳頭マッサージを行っています。
授乳はママがどうしたいかに沿うことが正解
また、授乳はおっぱいをあげることが正解とも限りません。
人によって母乳の分泌に差があります。
おっぱいを頑張ることが負担になってしまうママもいることも事実。
今はミルク会社の企業努力で粉ミルクも良くできています。
母乳でもミルクでも、排泄される便に違いが見られなくなっています。
私は、ママがどんなふうに授乳をしていきたいと考えているか、それに沿って授乳のお手伝いをするようにしています。
経産婦さんなら尚更ですが、赤ちゃん1人のためだけに存在していられないママもいますね。
完全母乳のメリットももちろんありますが、完全母乳により哺乳瓶を受け付けなくなってしまった、ということもあります。
ママが体調不良となってしまった時も、おっぱいじゃないと授乳できなくて、辛い思いをされたお話も聞きます。
まとめ
産後、授乳を始めると、数日して乳房緊満といって、おっぱいがカチコチに張ってくる時期がくる場合があります。
この時期にも授乳前のおっぱいマッサージが必須です。
できるだけ痛みを少なく、赤ちゃんが吸いやすいおっぱい作りをするためにも、乳輪・乳頭のマッサージを行ってみましょう。
そして産後の授乳をどのようにしていきたいか、産後の自身の生活をふまえて考えてみましょう。