妊娠中に注意したい食べもの
こんばんは、助産師のマイです!
昨日の初競りの大間のマグロが美味しそうすぎて、どうしてもお寿司が食べたくなってしまった私です。
妊娠中、様々な食べもの・飲みもの の制限があって、我慢をしている方もいるのではないでしょうか。
赤ちゃんのため、自分の身体のため、とはいえ、あれもダメ、これもダメ、となるのはとても辛いもの。
でも、実は、摂取量を気をつければ、そこまで厳しくダメ!としなくても良いものもあります。
今日はそんなお話です。
水銀の量に注意【お魚】
魚は、含まれる水銀の量に注意です。
大きな魚は、多くの水銀を含んでいます。
メチル水銀は胎盤を通して赤ちゃんに移行しやすく、中枢神経系の発達に影響を及ぼします。
週に1回、50〜100g以内程度(お寿司だと1貫15gくらい、切り身1つ分くらい)にしましょう。
新鮮なものをいただきましょう。心配な方は、火が通ったものが安心ですね。
リステリア菌による食中毒に注意【ナチュラルチーズ】【パテ】【生ハム】【スモークサーモン】
妊婦さんは免疫力が下がっている傾向があります。
妊娠前は平気だった食べものでも、当たってしまうこともあります。
充分な加熱!
賞味期限切れのものは捨てる!
調理や食事前の手洗いをする!
難しいことはありません。基本に忠実に!
トキソプラズマに注意【生のお肉】
具体的には、生ハム、ローストビーフ、レアステーキ、ユッケ、馬刺し、などの生肉。
井戸水などの生水(なまみず)。
未殺菌の乳や、その乳製品(生乳で作ったソフトクリーム、チーズ)。
野菜。野菜はしっかり洗って調理します。
また、トキソプラズマは猫が感染している可能性があります。猫に触れた後には手洗いをしましょう。
サルモネラ菌に注意【生卵】
卵を食べるときは注意が必要です。
生もしくは加熱が不十分な状態で食べることでサルモネラ菌に感染し、食中毒を起こす場合があります。
そして、卵を割ったらすぐに調理します。
【カフェイン】の摂りすぎに注意
カフェインは胎盤を通過して赤ちゃんに移行します。
赤ちゃんは、カフェインの排泄ができず、生後に興奮性がみられる、といわれています。
ただ、コーヒーも1日2〜3杯(200〜300mg)の摂取ならば影響はありません。
普段手にしやすい清涼飲料水やお茶にもカフェインは含まれますね。
飲み過ぎは注意ですね。
【アルコール】はダメです!
アルコールは胎盤を通過して赤ちゃんに移行します。
胎児アルコール症候群といって、低体重や知能障害、奇形などの影響がでるといわれています。
妊娠がわかったらアルコールは控えましょう。
栄養素の偏りにも注意【葉酸】【ビタミンA】【ヨウ素】
身体に良いからと、そればかり摂取することも実は良くありません。
葉酸はよくCMでも放送されているため、妊活を始めたら葉酸を摂取されている方もいますね。
しかし、妊娠後期のサプリメントなどでの葉酸の過剰摂取で、赤ちゃんが喘息になるリスクがわかっています。
ビタミンAは、過剰摂取で赤ちゃんの先天奇形のリスクがあります。
ビタミンAは豚・鶏レバー、ウナギ、鶏卵などに含まれますね!
ヨウ素は、過剰摂取で母乳中のヨウ素濃度が極端に高くなり、乳児の甲状腺機能に影響するといわれています。
ヨウ素は昆布やヒジキなどの海藻類に多く含まれますね。
そればかりを食べるのではなく、色んな食材を少しずつ食べることが良いとされています!
まとめ
妊婦さんが気をつけたい食べもの、飲みものが結構あって驚きますね。
やっぱり妊婦さんって大変です。
ですが、あれもダメ!これもダメ!と制限し過ぎず、妊娠中も食事を楽しみたいものです。
私も今回の妊娠中、色んなものを食べてきました。
上手に気をつけながら、食べたいものも食べて、心にも身体にも優しい食生活を送りたいものですね。
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