妊娠中の美容院

こんにちは！助産師のマイです。

来月の出産を控えて、最後の美容院に行ってきました。

なかなかお腹も大きくなってきて、最近は夜も仰向けで眠れなくなってきたので、

仰向けのシャンプー台は気になっていましたが、

美容師さんは配慮して行ってくれました。

今日は気になる妊娠中の美容院についてお話していきます。

気になるシャンプー台での体勢

まず、気になるのはフルフラットのシャンプー台での体勢ですよね。

ある程度お腹の大きさが目立ってくる頃から、

仰向け(上向き)で寝ていると、

気持ち悪くなりそうになったり、息苦しくなったりして、

自然と横向きに体勢を変えた覚えはありませんか？

これは、仰臥位低血圧症候群といって、

仰向けの姿勢の場合、

増大した子宮が、

お腹の奥に走っている、下大静脈という太い血管を圧迫して、

足から心臓に戻る血流が減少するために、低血圧を生じます。

そのため、気持ち悪くなったり、息苦しくなったりする症状がおきます。

この低血圧、赤ちゃんへの血流にも影響しますので要注意です！

この症状が出た時は、

横向きに寝る(左向きの横向き)と、圧迫が解除されるので、血流も戻り、血圧も改善するため、症状も改善します。

シャンプー台がフルフラットの美容院で、

しかもカラー後のシャンプーをして、そのままトリートメントもする流れとなると、仰向けで寝ている時間が長くなり心配ですよね…

もし気分が悪くなりそうだったら、

早めに美容師さんに声をかけて、

一旦体勢を横向き(左向きの横向き)にさせてもらったり、

右の背中〜腰の下にクッションを置かせてもらって、完全な仰向けにならないように工夫したり、

仰向けでいる時間が、できるだけ短く済むように、配慮してもらうこともできるようです。

妊娠中のカラーやパーマ

一般的に、カラー剤やパーマ液について、赤ちゃんへの大きな影響はないといわれています。

しかし、妊娠中は、肌が敏感になる傾向があるため、

妊娠前は大丈夫だったのに、皮膚トラブルを生じる可能性があります。

心配な場合は、妊娠中は控えるのが良いかもしれません。

しかし、美容院でも配慮してくれることがあるようです！

妊娠中は体温も上がるため、

カラーをする場合に、頭皮がしみやすい人もいる、ということで、

美容院によっては、しみにくいように配慮してくれるところもあるようです！

予約時に妊婦であることを伝えよう

せっかくの美容院での時間を、

遠慮したり、我慢して過ごすのは辛いですね。

ある程度お腹が大きくなってきてからは、

見た目で妊婦さんとわかるようになってきますが、

そうではない時期には、予約時に自分から伝えてみるのも良いと思います。

そうすると、例えば、

背中の後ろや前にクッションを用意してくれて、楽に座れるような配慮や、

膝掛けを用意してくれて、冷えないような配慮をしてくれることも！

まとめ

美容院は定期的に行きたい場所であり、リラクゼーション目的で行かれる方もいますね。

また、赤ちゃんが生まれたら、気軽に行けなくなるので、

身軽に行きやすい、妊娠中に行っておきたいもの。

妊婦さんに起きやすい、トラブルやその回避方法を知識として知っておいて、

遠慮せず、予約時やカウンセリングの時に、美容師さんに妊婦であることを伝えましょう。

遠慮なく、気をつけて欲しいことを事前に伝えておくと、お互いに良いですよね！

mai

アドバンス助産師/セラピスト

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2024年4月のサロンオープンに向けて準備中。 今年2月に出産した娘の育児に奮闘しています。 ここでは妊娠中〜産後の、それ知りたかった！お役立ち情報や、私の妊娠中・産後を発信しています。