産科現場でリラクゼーションが必要な理由
産院で「リラクゼーション」メニューを取り入れるところが増えてきています。
ホルモンや身体の変化的にも、この時期のママに重要だからなんですよ♩
最近は産院では、リラクゼーションメニューを取り入れているところが多くなっていると思います。
出産のご褒美的要素や、施設を選んでもらうためのサービスとしてリラクゼーションメニューを取り入れているのではなくて!本当にこの時期のママには必要なケアなんです!!!
助産師として、妊娠期から産後までの沢山のママを見てきて、また、実際に妊娠中の私が実感しているところでもあります。そんな私が、この時期にリラクゼーションがなぜ必要かお話していきたいと思います♩
妊娠中・入院中・産後にリラクゼーションが必要な理由
妊娠中
妊娠中は様々な心身の変化が起きます。お腹が大きくなるだけでなく、「ママになる」喜びと共に不安な気持ちになりますよね。
つわり
肩こりや頭痛
腰痛
疲れやすさ
不眠
こむら返り
仰向けで眠れなくなるので寝不足
赤ちゃんが順調に育っているのか心配になる など
このように心身の負担が大きい時期にリラクゼーションが受けられることで「心身の安定や症状を和らげる」事が出来ます。さらにセラピストはセルフケアについての知識も豊富なので、その知識が妊婦の助けになることも多いと思っています。
・妊娠中のこむら返り(足のつり)
・妊娠中の冷え対策
・妊娠中の便秘対策
・妊娠中の体重管理と食事 など
このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか!このお悩みの解決法についても、今後blogで発信していきますね♩
入院中
入院中においては、初めての出産・育児を経験する女性にとって心にも余裕のない状態です。
夜も眠れず丸1日かけて出産し、疲労回復もままならない状況で翌日から始まる慣れない育児の日々は、可愛い我が子のためといっても母親の心身をすり減らします。
また新生児期の授乳は2〜3時間おき、場合によってはそれよりも短いタイミングで行うこともあり、まとまった睡眠をとることは難しいですよね…
- 出産の疲れがと〜っても溜まっている
- 出産直後から始まる初めての育児への不安
- 2~3時間おきの授乳で寝不足
- 帝王切開、会陰部の傷の痛み、乳房の痛み
加えて会陰部の傷や帝王切開ならば腹部の傷の痛み、乳房も授乳によって変化してくるため、産後3日目前後で乳房緊満による痛みや乳首に傷ができて「授乳の度に痛む…」など、心身に生じる苦痛はとても大きいです。
実際の現場で産後の女性を見ていると、たった5日間程の入院で最低限の育児を学び自宅に戻ることは、期間が短いと感じており、個人的にはもう1〜2日入院が継続できると余裕を持って退院できるのでは、と思っています。
産後
この時期の女性は、産後の体の痛みや昼夜問わずの育児で生活リズムが乱れること、産後のホルモンバランスの変化により、自律神経が乱れやすい時期になります。
実際に授乳を終えても思ったように寝付けなかったり、精神的に辛さを感じやすかったり、疲れが溜まったり、心身の不調が生じやすい時期です。
- 自律神経が乱れやすい(産後の痛み・生活リズムの乱れ・寝不足)
- ホルモンバランスの変化で、悲しくなったり強い不安に襲われる
- とにかく一生懸命で毎日疲れが取れない
- コロナ渦で人にも会えず…よけいに不安と孤独で苦しくなる
入院中〜産後のこの時期に、子どもを一時的に預かり、少しの間でも自分自身の身体に目を向け、ゆっくりリラクゼーションの時間をもつことで心の余裕を取り戻し、自身の心身を労う時間となります。
セラピストの力が大いに発揮できる機会なのではないかと考えています。
さいごに
今回は、「産科現場でリラクゼーションが必要な理由」についてお話させていただきました。妊娠中から産後にかけて、リラクゼーションが必要な理由があります。
ママが笑顔になる事は、赤ちゃんの笑顔に繋がります。毎日頑張っている妊婦さんやママ自身を愛でる時間を作って頂きたいです。
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