つわりの時期、これで楽になった!
みなさんこんにちは、助産師のマイです!
妊娠9ヶ月、お腹も大きくなってきましたが、食欲は増すばかりです。
産休に入って、時間ができると、食べ物の誘惑がありますね。
同じような週数の妊婦さんは、きっと共感していただけるのではないでしょうか。
昨日、とある飲食店に行きました。
アルコールはもちろん飲めないので、
オレンジジュースを飲みました。
私にとって、懐かしい飲み物で、とてもお世話になった飲み物でもあります。
つわりの時期は、どうしても食べられるものが限られます。
そして、産後のママと話をしていると、このつわりの時期がいちばん辛かった、
という話をよく聞きます。
今日はそんなつわりの時期の過ごし方について、お話しします。
つわりとは
つわりの症状や、その程度は、人によって様々ですが、
50〜80%の方にあらわれるといわれています。
症状は、吐き気、嘔吐、唾液の増加、だるさ、頭痛、眠気、食べられない、嗜好の変化、などです。
ですので、症状によって、呼び方が違ったりします。
吐きづわり、よだれづわり、食べづわり、眠りづわり、においづわり、などなど。
これは医療的な呼び方ではないので、一括りに『つわり』といいます。
また、症状がひどく、
嘔吐を頻回に繰り返して脱水の場合や、
尿中のケトン体が陽性となり、身体が飢餓状態となっている場合、
また妊娠前よりも5%以上の体重減少を認め、水分摂取も食事もままならない場合は、
『妊娠悪阻(にんしんおそ)』といって、治療の対象となります。
そうなるのは、大体0.5〜2%くらいの方です。
もし、今つわりの症状で辛い方がいましたら、
かかりつけ医に相談されることをオススメします。
妊娠は病気じゃないから、といって我慢するのは、ただ辛いだけです!
胎盤が完成する頃に落ち着く!
早いと12週頃には、ほとんどの方が15〜16週頃(胎盤ができあがる頃)には症状が落ち着くといわれます。
私も指折り数えて過ごし、同じようなタイミングで症状が落ち着きました。
全く症状が出ない方もいるので、その場合はラッキーです。
今思えば、妊娠期間中、このつわりの時期がいちばん辛かったかもしれません。
助産師の私でも、ネット検索をして、どうしたら楽になるか、
何が食べやすいのか、つわり経験者の声を調べて色々試しました。
つわりの時期の過ごし方
妊娠中だから、お腹の赤ちゃんのために、しっかり栄養を摂らなくては!
と思う方も多いですが、
この時期はそんなに気にしなくても大丈夫です。
この時期の赤ちゃんは、赤ちゃん自身で栄養をまかなうことができるため心配はいりません。
ですので、ママが食べられる時に、食べられるものを、食べる!水分を摂る!
それでOKです。
それこそ、この時期は、人によって食べられるものが違うので、
何を求めるのか、自分で探してみるのがいいです。
私も今日食べられそうなものを探しに、トボトボとスーパーに行きましたね。
空腹になると症状が悪化することがわかってきたので、4時間おきにはお腹の中にものを入れていました(いわゆる食べづわりですね)。
ちなみに食べられたものは、
- コンビニおにぎり(ツナマヨ)
- バヤリースオレンジジュース
- パイナップル
- りんご
- バナナ
- ウイダーinゼリー
- たまごどうふ
- 築地銀だこのたこ焼き
- マックのポテト
- 旦那さんが作ったチキンライス←とても得意気に作っていました。嬉しかったようです。
サプリメントの活用
また、効果的だったのが、サプリメントでした。
ビタミンB6のサプリメントを購入し、飲み始めると、症状が軽快していくのがわかりました。
産婦人科診療ガイドライン2022にも、ビタミンB6の経口投与が「つわり」症状の緩和に有効性が示されています。
また、「つわり」予防として、マルチビタミンが有効との報告もあります。
つわりの予防効果をもたらす有効成分は未解明ですが、マルチビタミンに含まれる葉酸などを、経口摂取が不十分な時期に補充できるメリットがある、との記載もあります。
もしサプリメントを試される場合は、用法容量を守って、過剰な摂取とならないように気をつけましょう。
まとめ
つわりの症状は、程度の差はありますが、辛いものです。
普通にお仕事をしながら、この時期を乗り越える人もほとんどですね。
つわりと仕事、その狭間でゆれるママをよく見てきました。
でもこの時期は無理をしないことが大切です。
仕事は誰かが代わってくれます。休むことは、甘えではありません。
お腹の中の赤ちゃんを守れるのはママ(あなた)だけだということ忘れないで。
辛い時は無理をしないことがいちばん大切です。
職場にも早めに妊娠報告をして、お休みがとれるようにしましょうね。