妊娠中の旅行
こんにちは!助産師のマイです!
昨日のブログで、ピラティスで身体を整えているので、
不調・痛みありません!
とお伝えしていますが、
実は、今回の妊娠中、1度とても辛い腰痛を経験しています。
そのきっかけが、今回のタイトルにあるように、
自家用車による旅行(義理実家への帰省)でした。
妊婦さんの旅行は自己責任。
医療機関で働く立場としては、あまりおすすめしていませんね。
とはいえ、赤ちゃんが生まれたら、なかなか出かけられないと思うと、
妊娠中に行っておきたい気持ちもわかります。
今回は、妊婦さんにとって、長旅がオススメできない理由を、私の経験もふまえてお伝えします。
長旅によって生じた腰痛
戌の日のお参りを、家族のイベントにしようと考えていました(すでに仕事を引退して、隠居生活の義理両親だったので)。
義実家は愛知県、私の住んでいる場所は神奈川県でしたので、
義理両親が関東へ来て、こちらで戌の日のお参りをすることにしました。
しかし、義理両親が来るその日、乗った飛行機が不具合のため、急遽飛べなくなってしまいました(新幹線で来たら良かったのに…)。
義理両親はやむなく来るのを断念し、帰宅することになったのですが、
あまりにもかわいそうで、
急遽、予定変更し、熱田神宮で戌の日のお参りをしようと、
私たちが自家用車で愛知に帰ることにしました。
家を出たのが午前11時頃、
もちろん道中は渋滞真っ只中、
いつもの倍近くの時間をかけて、帰省しました。
実は、この帰省の途中で腰を痛めてしまったんですね…
特に前屈みになると激痛になるため、靴下や靴を履くこともできず、
下着を履くのもやっと。
家族に手伝ってもらい生活をしていました。
痛みが落ち着くまでに1ヶ月の期間を要しました…
腰痛を生じた理由
私が腰痛を生じた理由は、自家用車に長時間乗っていたことがきっかけでした。
実は、車に乗っているあの姿勢、
骨盤は後傾位になります。
この骨盤後傾位というのは、骨盤の関節を緩めやすくする体位になります。
交通事故にあった際にも、身体が衝撃吸収ができるように、
そんな姿勢になっていることが考えられます(確かに長距離ドライバーさんは腰痛持ちの方が多いですよね)。
さらに、妊娠中は、骨盤の関節が緩むリラキシンというホルモンが出ます。
ただ単に緩むだけでは痛みは出ないのですが、
骨盤の位置がズレていたり、左右差があったりすると、痛みを伴うことがあります。
妊娠前の私は足癖が悪く、足を組んで座っていたり、横座りをしたりしていたこともあって、
骨盤に左右差がありました。
これらが原因で、私の右の仙腸関節に痛みを生じることになりました。
妊娠中の旅行の注意点
長旅によって、すべての妊婦さんが、私のように腰痛を生じるわけではないと思いますが、
やはりリスクは伴います。
さらに、妊婦さんの場合、長時間の移動で、ずっと同じ姿勢でいると、
深部静脈血栓症(しんぶじょうみゃくけっせんしょう)を生じる可能性があります。
いわゆるエコノミークラス症候群です。これ場合によっては命に関わります。
また、道中や旅先で、体調不良を生じたり、出血したり、と、産科的な症状を伴う可能性もゼロではありません。
ですので、旅行に行かれる場合は、
道中や旅先で、受診できる病院を下調べし(※かかりつけではない病院での受診は、なかなか受け入れてもらいにくいです)、
保険証と母子手帳を必ず持参して、
リスクを把握した状態で、こまめな休憩をはさみながら、
無理のない旅行計画でお出かけすることをおすすめしています。
でも、あくまでも自己責任で。
まとめ
妊娠中の旅行を、『マタ旅』などといって、いろんな魅力的なプランもありますね。
With コロナの今、お出かけされる方も多いいのではないかと思います。
近場で、無理のない旅行はいいかもしれませんね。
妊娠経過も順調で、普段の体調も問題なくても、
妊娠中の身体はいつもより余裕がない状態だったりします。
もし旅行される場合は、無理な計画にならないように注意しましょう。
私みたいに、1ヶ月痛みに悩まされることもあるかもしれませんよ。
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