胎動の正解は?いつ感じる?どんな感覚?
みなさん、こんにちは!助産師のマイです。
出産間近になってくると、胎動が減る、といわれていますが、
実はそうでもなかったりします。
むしろ、胎動は赤ちゃんの元気度をみる、大事なサイン。
胎動が少ない時は参院に受診する必要があります。
出産間近だからって、様子をみすぎていると心配なこともあります。
今日は赤ちゃんの胎動についてお話します。
胎動を感じ始める時期
胎動は、赤ちゃんの動き、のことですね。
この胎動、感じ始めるのは、個人差もありますが、
早い人でも、妊娠初期の16週以降かなと思います。
20週頃にはだいたいの方が感じられるようになります。
胎動が感じられるようになると、赤ちゃんが生きてることが自覚できるので安心ですね。
この時期は、妊婦健診も期間が4週ほどあく時期なので、
無事でいてくれているのか心配になるママも少なくありません。
また、胎動ってどんな感覚なの?という質問をよく聞きます。
これも個人の感じ方によって差がありますが、
初めの頃は、腸の中をガスが動く感じ、ポコポコ、グルグル、腸の動きと似ている、などといわれることもあります。
もう少し時期が進むと、
胎動の感覚がはっきりわかるようになり、
あきらかに腸の動きとは違う種類の、胎児が動いている感覚がわかります。
私はお腹の中で、小さな魚が泳いでいるような感覚だったのを覚えています。
胎内環境が良いとよく動く
胎動があるのは赤ちゃんが元気な証拠。
そのためにも、
胎盤からの血流が良い状態にして、赤ちゃんが過ごしやすい快適なお腹を作ることが重要です。
血流が良くなると、赤ちゃんに酸素や栄養が届きやすくなります。
過ごしやすい快適なお腹とは、お腹が張りすぎていなくて、赤ちゃんのスペースが保てていることが重要です。
血流を良くするためには、身体を冷やさないこと。
身体が冷えると、血管が収縮(縮まり狭まる)し、血液の循環が滞ります。
そうなると、子宮や胎盤への血液の流れも悪くなります。
また、身体が冷えたり、ストレスによって、お腹が張る(子宮が縮んで硬くなる)こともわかっています。
赤ちゃんのスペースである子宮が縮んで、狭く、硬くなっては、動くこともできませんよね。
胎動カウント
ではどのくらい赤ちゃんが動いていればいいのでしょうか。
胎動カウントという確認方法があります。
赤ちゃんが10回動くまでに何分かかるか、を測定します。
グル、で1回。グーーール、で1回。
赤ちゃんの1つの動きで1回とカウントします。
30分以内で10回カウントできるときはいいですが、
いつもより時間を要す場合は産院に相談しましょう。
産院では、実際に心拍を確認し、元気度を調べることができます。
私の勤務していた時でも、夜中、電話で相談を受けて、受診してもらったことがあります。
この時は元気であることが確認できて、安心して帰宅されましたね。
まとめ
私も、胎動がわからない時期は、気になって、
仕事の休憩中に、自分でお腹にエコーをあてて、こっそり胎児の心拍を確認していました。
胎動がわかるようになってからは、元気度を胎動で確認しています。
動きが少ない時は、ママの体勢を変えて(寝返りをうったりして)動きがあるか確認してみましょう。
そして、心配な時はかかりつけの産院に相談してみましょう。
胎動があることは、赤ちゃんの元気なサインです。
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