産後は『赤ちゃんのことだけして、横になりましょう』の真意

mai

みなさん、こんにちは、現在育休中助産師のマイです!

今年も残り4ヶ月、まだ秋の気配も薄いので、

体感的には今年が終わらなさそうな気がしています。

芸能界でも妊娠出産ラッシュでしょうか。

妊娠発表や出産報告などをよく目にします(私だけでしょうか)。

職業病なのか、人の出産話(おばたのお兄さんのYouTubeなど)は、聞き入ってしまいます。

これから産後の生活が始まるんだなぁ。

ホワホワのかわいい新生児との生活。

大変だけど、愛おしい日々。

私も、生後1〜2ヶ月頃の写真を見ながら、もうすでに恋しくなっています。

今日は、これから育児が始まる人、今妊娠中の人に知って欲しい、

産後の生活についてのお話です。

産後、案外動けてしまうトラップ

『産後は、家族に頼って、できるだけゆっくり過ごしましょう』

これ、産院などでよく言われますね。

ですが、実際どこまで動いていいのか、何をしてはダメなのか、

分かりにくいと思います。

そして産後でも案外動けてしまうのです。

(でもここで動いてしまうと、思いのほか体に負担がかかり、後々に引きずることになります)

私の例で言うと、

里帰りをせず、家族3人、自宅で送った産後。

夫の絶大な協力があり、叶った生活でした。

産後でも食事だけは、自分の食べたいものを作りたくて、

最低限キッチンに立ち、お米を炊く・お味噌汁を作る・1品だけおかずを作ることを決めて、

毎日の沐浴と洗濯、週末の掃除と買い物を夫がやることに決めて、産後の生活がスタートしました。

娘がよく寝る子だったため、想像と近い産後だったのですが…

産後1ヶ月を過ぎる頃、夜になると、お股にピンポン玉が挟まったような感覚が。

自分で触れて確認してみると、膣壁が下垂していることがわかりました。

案外動けることをいいことに、ちょっとだけ掃除機をかけたりしていたんです。

それで気づきました。

『赤ちゃんのことだけして、それ以外は横になりましょう』の真意を。

産後は、自分と赤ちゃんのことだけをする

産後を過ごしてみれば、その意味もわかるのですが、

初めて出産を迎える方には産後の生活はあまりイメージできないもの(助産師の私でもそうだった)。

案外動けてしまうのですが、

妊娠出産によってダメージを受けた骨盤底筋(お股の筋肉)は、

思いのほか余力がなく、重力に負けてしまうものなんだなぁ。

お股の部分は、皮膚や筋肉だけで、穴も3つ(尿道口、膣、肛門)あいていて、骨のない(強い支えがない)ところで、

これまで何ヶ月もの間、赤ちゃんの重みと自分の内臓を支え、

さらに出産で引き伸ばされ、場合によっては傷を負う(会陰裂傷や会陰切開など)わけですからね。

もっと大事にしてあげればよかったな、と思っています。

まとめ

初めての出産をされる方は、産後の生活がなかなかイメージできないものです。

そして産後でも案外動けてしまいますが、

そこで動いてしまうと、体には負担がかかります。

悪露(おろ、性器出血)が増えたりもします。

私も、気付いてからは、余計な家事をやめました!

産後1〜2ヶ月は、赤ちゃんのことと、自分のことだけをして、ゆっくり休みましょう。

今しかない、可愛いわが子を、目に焼き付けておくためにも。

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山田麻衣
山田麻衣
アドバンス助産師/セラピスト
2024年4月にサロンをオープンしました! 2022年2月に出産した娘の育児に奮闘しています。 ブログでは妊娠中〜産後の、それ知りたかった!お役立ち情報や、私の妊娠中・産後を発信しています。
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