産後って、どのくらい動いていいもの?

mai

みなさんこんにちは、マタニティリラクゼーションeucaly 助産師のマイです🌿

あっという間に6月ということで、今年が半分過ぎようとしています。

みなさんいかがお過ごしでしょうか?

いま0歳のお子さまを子育て中のママは、6月という認識もなかなか持てない状況で過ごされているのではないでしょうか。

去年の私もそうでした。

雪の降る、さむーい日に娘を産んだのに、え? あっという間に夏が来た!?そんな感じでしたね。

産後って、どのくらい動いてもいいもの?

今日はこんなテーマでお話しをしていきます。

これも産後ママやマタニティさんによく聞かれる質問です👀

まず、単刀直入にお伝えすると、

『産後1ヶ月はゆっくりして欲しい』です。

赤ちゃんのお世話だけをして、ママも休みましょう。

家事はがんばっちゃダメです!できたらキッチンには立たない。

実は、産後を経験すると、意外と動けることに気づきます。

だけどそれをいいことに、動いてしまうと、体には素直にダメージが訪れます。

私の場合、産後まもなくの時期に、せっせと掃除機をかけたり、炊事をしたりしていると

産後1ヶ月を経過した頃、お股に何かが挟まる感じが出てきました💦

これ、膣や子宮の下垂が起こると自覚する症状です。

せっせと家事を頑張る中で、知らぬ間に腹圧がかかっており、産後ですでにダメージのあった骨盤底筋(お股の筋肉)にさらに圧が加わっている状況を生み出していました。

そこで悟りました。

産後はゆっくりしてね!という本当の意味を。

実際は動けてしまう産後の体

出産直後はお股の傷や、帝王切開の傷、子宮収縮(子宮がもとの大きさに縮まる)のときに生じるお腹の痛み、腰痛、恥骨の痛みなどで動きづらさを感じることがあると思います。

でも退院する頃になると、少しずつ傷も癒えて、意外と動けることに気づきます。

出産という大仕事を終えて、退院できる達成感と家族に会える喜び、母として頑張らなきゃ!という決意と責任感で、

赤ちゃんを抱っこして、軽く荷物まで持って颯爽と家族のもとに向かう姿を見かけます。

自宅に戻れば、少しお部屋が散らかっていると気になって掃除したくなったり、家事しないと落ち着かなかったりなんていう場面もあります…

元気なママの姿は嬉しいのですが、そんな姿を見ると、パートナーや家族は、もうすっかり元気なんだね!と勘違いしてしまうこともあります💦

妊娠中から産後の生活を考える

産後の体は意外に動けるけど、無理のきかない状態です!

日々赤ちゃんを守るために気を張っています。

気力で頑張れても、おそらく数週間。その後どっと疲れが出てきます。

育児は続いていきます。

夜、思ったように眠れないこともあるでしょう。

それでも育児は続いていきます。

勤務助産師の立場としては、産後のお体の負担や昼夜問わずの育児の負担を考ると、

できるだけママ自身が楽に過ごせる環境調整をして、産後に突入して欲しいなと思っています。

経産婦さんで前回の産後を経験している人であればわかると思いますが、初めての出産・育児をしていく方にとっては未知の世界である産後!!

何も考えていなかった、なんとかなるでしょ!?という安易な考でいると、後々自分が辛くなってしまうことも。。。

また、経産婦さんであっても、今回の産後は、上にお子さんがいる中で、赤ちゃんの育児をするというのは初めての経験ですよね。

事前に、使える様々なサービス、マンパワーの確保、何よりパートナーの理解はママ自身の心を守るためには必須です。

男性は察することが苦手です。具体的にこうして欲しい!が伝えられたり、コミュニケーションをとって産後を想定して家事分担をしたり、準備を進めていきましょう。

まとめ

産後は意外と動けてしまう!

だけどそのまま動いてしまうと体にはダメージが…

産後の体を充分に回復させるためにもしっかり養生しましょう。

妊娠中から、産後の生活を想定して、使える様々なサービスの利用を検討しましょう。

何よりもパートナーや家族が産後の女性の体について理解していることは重要です。

妊娠中から産後を想定して家事分担などの準備を進めましょう。

産後ママの心身の負担ができるだけ少なく済むように。

家族総力戦で挑む、産後ってそんな時期です!

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アドバンス助産師/セラピスト
2024年4月のサロンオープンに向けて準備中。 今年2月に出産した娘の育児に奮闘しています。 ここでは妊娠中〜産後の、それ知りたかった!お役立ち情報や、私の妊娠中・産後を発信しています。
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