産後のおっぱいの変化と過ごし方(入院中)

mai

みなさん、こんにちは!助産師のマイです。

昨晩、軽い痛みが10分以内でありましたが、普通に眠れて朝を迎えました。

さて、赤ちゃんが産まれた後は、さっそく育児が始まります。

産院によりますが、翌日から母子同室が開始されるところが多いでしょうか。

いちばんの優先は、ママの体調ですので、

体調が優れない中、母子同室の開始にはならないと思いますが、

限りある入院期間の中で、育児を覚えて、退院となるので、

初めて出産するママは、覚えることもいっぱいあって、焦りますよね。

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今日はその中でも、産後すぐのおっぱいの変化と過ごし方についてお伝えします。

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おっぱいは産まれたら自然に出るもの?

おっぱいは、赤ちゃんを産んだら自然に出るもの、と思われがちですが、

実は、そんなにすぐに出るものではありません。

出ても、じんわりにじむ程度。

出ない人もいます。

そこから分泌を増やしていくには、赤ちゃんに吸ってもらう刺激が必要なんですね。

この時期に、赤ちゃんから吸ってもらう刺激を受ければ、受けるほど、おっぱいは反応してくれるので、

授乳回数が多めのママは、入院期間の中で、おっぱいの分泌が増え始めます。

個人差はありますが、初産婦さんでも完全母乳で退院される人もいます。

おっぱいが硬くなる?

授乳をしていると、おっぱいが硬くなる(張る、乳房緊満)!という現象を体験するかもしれません(個人差あり)。

おっぱいが張り始めると、人によっては岩のようにカチカチに硬くなることもあるので、

授乳が若干難しくなります。そして痛みを伴うこともあります。寝返りも辛いという方もいますね。

それまで上手におっぱいを飲んでいた赤ちゃんも、グズって飲めなくなってしまう、なんてこともあり焦りますね。

ですので、この時期に産院で、助産師によるケアを受けられるといいのです。

ただ、授乳開始時期が遅れると、おっぱいが張ってくるタイミングも少しズレて遅れてくるので、

張りのピークのタイミングが、退院の日や退院後になってしまったりすることもあります。

もちろん、そんなときは母乳外来をうまく活用して助産師のケアを受けましょう。

ちなみに、おっぱいが張る時期に、どうしたらいいか、というと、

やっぱり、頻回授乳をすることなんですね。

硬くなった乳輪・乳頭をほぐして、柔らかくして、赤ちゃんに飲んでもらうことで少しずつ解消していきます。

実は、おっぱいの張りは生理的な反応なのです。

刺激を受けたおっぱいは、分泌を増やそうとして、乳房への血流がよくなります。

おっぱいの材料は、たくさん運ばれてくるのに、

おっぱいの生産が追いついていなくて、まだ分泌が少ないために生じている状態です。

頻回授乳と休息のバランス

ただし、無理は禁物です。

出産という大仕事の後で、気力も体力も使い果たし、ヘトヘトの中、始まる育児。

でも覚える育児は多岐に渡りますね。

授乳をはじめ、もしミルクを飲むならばミルクの作り方や量の調整、おむつ替え、お着替え、沐浴(お風呂の入れ方)、スキンケア、グズった時のあやし方などなど、あげればキリがありません。

入院中に全てを覚え切らないことがほとんどです。

焦るかもしれませんが、ママの体調が優れないと、育児どころではないですね。

育児を覚えるのと同じくらい、ママが休息をとることも大切なんです。

ときに赤ちゃんを預けて(入院中ならば、助産師に預けて)、ゆっくり寝る時間も確保してみましょう。

まとめ

おっぱいに熱心な産院では、出産後、30分以内に授乳をさせてくれるところもあります。

早期に授乳を開始して、頻回の授乳ができると、やっぱり早く軌道に乗りやすいです。

産科でお仕事をしている身としては、助産師のケアがすぐ受けられるタイミング(入院中)で、おっぱいが張る時期をむかえられるといいなとも思います。

でも、退院後も助産師のケアは受けられる(産院の母乳外来や、地域の助産師のケア)ので、無理をせず、休息もとりましょう。

そして、育児を始めるママには、まず自分の欲求を満たして欲しいなと思います。

産まれたら赤ちゃんのこと優先になりがちです。

もし赤ちゃんが泣いていたとしても、ひと声かけて、ママの食事とトイレは優先しましょう

それからお世話をするのでも遅くないですし、そのくらいは赤ちゃんは待ってくれますよ。

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アドバンス助産師/セラピスト
2024年4月のサロンオープンに向けて準備中。 今年2月に出産した娘の育児に奮闘しています。 ここでは妊娠中〜産後の、それ知りたかった!お役立ち情報や、私の妊娠中・産後を発信しています。
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