内診が痛い人はいますか?
みなさん、こんにちは!助産師のマイです。
いつ産まれてもよい時期に入ると、
妊婦健診で、内診があると思います。
苦手な人が多いですよね。
人によっては痛みを伴う場合もあります。
妊娠中ではない人も、婦人科の診察で、内診台で診察を受けることはありますね。
この痛み、軽減させる方法があります!今日はそんなお話しです。
内診で何をみているのか
まず、内診で何を診ているか、というと、
膣内に指を挿入し、お腹からも触れて、子宮や卵巣の腫れの有無や、押さえて痛みがあるか、をみたり(双合診)、
出産が近づいてくる時期では、内診指で、子宮口の開大や厚さ、柔らかさ、赤ちゃんの頭の下降度、赤ちゃんの頭の向きをみています。
また、クスコ膣鏡という金属製の器具を膣内に入れて、膣壁を少し押し広げることで、膣の奥まで観察したりします。子宮の出入り口や子宮の内部の細胞を綿棒などで擦って検査をしたり、おりものを拭って検査をしたりします。
さらに、経膣エコー検査といって、膣内に超音波の機械(棒状のもの)を挿入して、子宮や卵巣を映し出し、診察することもあります。
何で内診が痛いのか
内診で痛みが生じるのかは、個人差があるといわれていますが、
痛みの原因は、膣周囲の硬さが原因といえます(明らかに傷があるなどでなければ)。
硬くなる原因は、組織自体に硬さがある場合と、緊張によるものと考えられます。
膣周囲の組織は、筋肉と粘膜、皮膚です。
筋肉の硬い部分をほぐそうとしたりすると、痛いですよね。
また緊張している筋肉は、どうしても硬くなる傾向にあります。
ですので、この筋肉や粘膜、皮膚を柔らかい状態にしておくと、痛みを感じにくくすることができる、といえます。
内診の痛みを軽減させる方法
ではどうしたらいいか、というと、
以前お伝えしたことがある会陰マッサージも1つです。
ですが、それには少し抵抗がある、という方には、
- 深呼吸をする(実は、横隔膜の動きと骨盤底筋の動きは連動しますので、深呼吸をすることで骨盤底筋を動かすことができます)
- 結び目を作ったフェイスタオルを膣の部分の下に敷いて座る(服の下からダイレクトに骨盤底周囲の筋肉をほぐすことができる)
あとは、内診時に、できるだけリラックスして、力を抜いて、診察を受けることです。深呼吸しながら、呼吸に意識を向けておくといいかもしれませんね。
まとめ
内診が痛い、というのは妊婦健診での不安要素ですよね。
特に男性医師だと緊張する方も多いのではないでしょうか。
内診自体は、そこまで時間のかかる診察ではないですし、
医療者も、できる限り羞恥心に配慮しながら、必要な観察をしつつ、手早く行っていたりします。
とはいえ緊張しやすいので、深呼吸をして、力を抜いたり、
痛みを軽減する対策をご自身で行ってみることをオススメします。
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