産後のお役立ち情報

育児中の手のしびれ

mai

こんにちは、現在育休中、助産師のマイです!

みなさん、お盆休みは、どのように過ごされましたか?

私は実家へ帰省していました。

何もしていなくても、ごはんが準備され、

娘をみてくれる大人がたくさんいる実家はありがたいです。

ただ、普段の生活環境との違いがあると、困ることもありますね。

以前長期連休で帰省したとき、

普段と違う環境での授乳や育児で、体に負担がかかることを体験して、

実家からの帰り道、車の中で痺れる手を自らケアする、という事態に。

セラピスト助産師まい
セラピスト助産師まい

育児中のママは手のしびれ(腱鞘炎、けんしょうえん)に悩まされていた人、結構いらっしゃるのではないでしょうか?

どうして手がしびれるの?

まだ赤ちゃんが小さなうちは、

手のしびれも特に気にならず、抱っこや授乳ができていたと思うのですが、

だんだん子どもの体重も増えて、大きくなってきて、

何度も授乳を繰り返しているうちに、

手の痛み・しびれ(腱鞘炎、けんしょうえん)を自覚することがあります。

実は、産院での産後健診時には、大多数の方が、手のしびれを自覚しています。

腱鞘炎は、『手首や指を使いすぎることで、腱と腱鞘に過剰な摩擦が働くことで炎症が起きる』もので、痛みやしびれを生じます。

これ、地味に辛いんですよね。

そして、授乳と腱鞘炎には関連があるといわれています。

どうしても、育児中は授乳や抱っこなどで手や指を酷使しますね。

授乳をするために、手を巧みに動かして、おっぱいをくわえさせたり…

泣きわめくわが子を、なんとか落ち着かせるために、必死に抱っこして、あやしたり、

いつの間にか自分の手首や指を無理な方向に動かして、指は負担がかかる方向にひらいている、ということはないでしょうか。

これ、“産後あるある” なんですが、

赤ちゃんのために必死になっている時、

知らず知らずのうちに、自分の体に負担をかけているんです。

痛くなって、しびれて気づく…

手の痺れを予防するために

実は、授乳の中止により痛みの軽減が図れる、

と言われているくらい、授乳により手を酷使していることが多いです。

腱鞘炎を予防するには、

できるだけ手や指を使わないようにすること

そうはいっても、授乳に慣れていない時期は難しいですよね。

どうやってやるかというと、

腕を使うことがコツです。

手のひらや手首よりも、腕を使って体の大きな筋肉を使った方が、支えるのに向いています。

手がしびれている人は、

授乳したり、抱っこしたり、支えるときに、

手や、手首の力だけで、なんとかしようとしていませんか?

授乳時に赤ちゃんのお顔の角度のちょっとした修正や、抱き上げの際など、手や手首を使わざるをえない場面もありますが、

お世話に慣れてきたら、

できるだけ手や手首を使いすぎないようにして、抱っこや授乳を練習してみましょう。

手首はできるだけ曲げないようにして、肘を曲げて、腕を使って赤ちゃんを支えてみましょう

まとめ

ママ自身の生活にも支障をきたす恐れがある腱鞘炎。

できるなら、予防しておきたいものです。

もし腱鞘炎になりそうな時は、手・手首・腕の使い方を工夫してみましょう。

そして、家族にもしっかり頼りながら、ママの手を少し休めてみましょう。

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山田麻衣
山田麻衣
アドバンス助産師/セラピスト
2024年4月にサロンをオープンしました! 2022年2月に出産した娘の育児に奮闘しています。 ブログでは妊娠中〜産後の、それ知りたかった!お役立ち情報や、私の妊娠中・産後を発信しています。
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