アドバンス助産師って何?
みなさん、こんにちは!助産師のマイです!!
今日は私のプロフィールにも書いてある、『アドバンス助産師』についてお伝えしたいと思います。
アドバンス助産師って何?
普通の助産師とどう違うの?と思われる方もいらっしゃると思います。
助産師ではなく、どうしてアドバンス助産師を目指したのか。その部分もお話します。
アドバンス助産師とは
まず、アドバンス助産師について、説明をしたいと思います。
アドバンス助産師というのは、CLoCMiP(助産実践能力習熟段階)レベルⅢという認証制度に認証された助産師のことで、
助産実践能力が一定水準に達していて、標準的な助産ケアを自律して提供できる能力があると評価された専門家のことをいいます。
アドバンス助産師を取得するには、満5年以上の実践経験が必要で、
分娩介助、新生児・産後の方・妊婦さんの健康診査、緊急時対応ができるなど、一定の件数以上の経験値を有していて、
さらに1,890時間以上の研修を履修、学会参加、知識や技術のブラッシュアップをし、所属長の面接評価も受けて、最終的に試験に合格する必要があります。
また5年ごとの更新制なので、更新ごとに研修等を受け続ける必要があります。
簡単に言うと、アドバンス助産師は、一定水準の助産師の仕事が自律してできる人、ということです。
助産師全体の2割くらいの人が取得しているようです。
どうしてアドバンス助産師になったの?
そもそものきっかけは、以前勤めていた病院で、一定の経験値がある年数の助産師は取得しよう!という流れになったからでした。
助産師も看護師も、一度、国家試験にパスしてしまえば半永久的にその資格を活かして仕事ができるわけなのですが、
やはり医療は日々進歩しますし、人の命をあずかる仕事において、学びを継続していくことは仕事の一部でもあると教えられてきた学生時代があったから、というのもあります。
実際に働きはじめると、もう学ばざるを得ない状況になりました。
自分で医学書を買って学んだり、先輩に聞いて学んだり、ときに見当違いなことを調べていたり…
なので、アドバンス助産師の研修で、これを学びなさいと示されるものがあることは非常にありがたいと感じていました。
また、勤めていた病院では看護学生や助産学生の実習指導担当になることも多く、
人に教えるにあたり、きちんと学んでブラッシュアップしておきたいということもありました。
助産師業務は実は多岐にわたるのですが、分娩室業務が主な配置だった私は、分娩は得意だけれど、妊婦健診などの外来業務や母乳外来などの経験が少なく、苦手に思っていたところ、
その苦手分野の学びまでオールマイティにでき、必要なエッセンスが得られるということが魅力でした。
まとめ
アドバンス助産師は、一定水準の助産師の仕事が自律してできる人と認証を受けている専門家。
私は、アドバンス助産師の認証制度があることで、偏りがなく助産師の学びが継続できることに魅力を感じています。
赤ちゃんとママという2人の大切な命をあずかる仕事ですから、
日々進歩していく医療やその時の情勢も把握し、知識・技術をアップデートしながら仕事をしていく必要があると思っています。