出産前に『抱っこ紐』試着のススメ
みなさんこんにちは、助産師のマイです!
みなさん、お子さんとお出かけするときに、どんなアイテムを使いますか?
正直、色んなものがあって、迷いますよね。
しかも、多くの産院では、抱っこ紐のことまで教えてくれないケースも…
私の産んだ産院では、持ち物に抱っこ紐のことが書いてありましたが、
これまで私が勤務したことのある3つの病院・クリニックでは
出産準備の中に、抱っこ紐のことまで案内していませんでした。
ですが、実際は、出産して、退院する時から必要になる『抱っこ紐』
だからこそ、出産前に知っておいて欲しい、今日はそんなお話です。
抱っこ紐は必須アイテム
素手の抱っこもいいですが、まず両手が塞がって何もできません。
慣れてくれば、片手抱っこもできますが、抱っこする側のママパパの姿勢は”くの字”になっていませんか?
これをいつも同じ側で、同じように抱っこを継続していると、姿勢が歪むばかりか、腱鞘炎や痛みを生じる恐れもありますし、赤ちゃんの姿勢も不安定に。
そこで非常に役立つのが『抱っこ紐』
私は普段、よく娘を抱っこ紐の中に入れて生活しています。
重みはあれど、密着して抱っこができると、私の体も楽で、体をゆがませず、正しい姿勢を保つことができます。
比較的よく寝てくれる娘ですが、
自分が何かをしたいと思っているときに、同時に泣き出す、なんてことはよくあること。
こんな時は、抱っこ紐の中に入れて行動を共にします。
トイレまでも行けていました笑
ながらであやすことができ、
気づくと娘は眠りについています。
寝たらそーっと、ベッドに。
抱っこからおろしても、起こしてしまうことが少ないです。
私はスリング(ディディモス、北極しろくま堂)とコニー(コニーフレックス)、兵児帯(へこおび)を愛用中、夫とも共用しています(※夫は主にコニーとスリング、ドイツ製のディディモスを気に入っています)。
スリングや兵児帯だと、そのまま掛け物としても使えて便利です。
自分に合った抱っこ紐に出会おう
私は、ラッキーなことに、仕事の研修で、抱っこ紐の体験をする機会がありました。
抱っことおんぶの専門家の方に、
半日かけて、色んな種類の抱っこ紐を紹介してもらい、
赤ちゃん人形を使っての試着体験。
抱っこのポイントや、いろんなメーカーの様々な抱っこ紐を紹介してもらい
それぞれの特徴を教わりました。
それぞれ良いところと、欠点があります。
それを知った上で、実際に試着してみて、
自分の体に合う抱っこ紐を選ぶことがお勧めです。
よくよく考えず、みんなが持っているから〜、で選ぶのはもったいないです。
なかなか高い買い物です。色んなものを見てみましょう!
この先数年間、あなたと生活を共にする、無くてはならないものになるはず。
出産前に出会おう
赤ちゃんが生まれて、必要になったら、抱っこ紐を買おうかな。
産後のことは想像できないし、まず出産のことで頭がいっぱい…
そう思っている人がいたら、
私は迷わず、妊娠中に抱っこ紐に出会っておくことをお勧めします。
産後はすでに育児がスタートしているので、新たに知ろうとしても、なかなかそんな余裕はありません。
是非、妊娠中に試して選んでみましょう。パパも一緒に。
まとめ
赤ちゃん用品を扱うお店にも、いくつか抱っこ紐が置かれていると思いますが、
実はお店の人がその抱っこ紐をうまく使いこなせているとは限りません。
そして、正しく装着できないと、抱っこする人にも赤ちゃんにも、体に負担がかかります。肩や腰に痛みが出たり、赤ちゃんの姿勢や発達にも影響を及ぼします。
正しく装着できると、ピッタリ赤ちゃんと密着して、とっても楽に抱っこ出来るようになります。
抱っこ紐は本当にいろんな種類があります。
迷ってしまう人は、ぜひ抱っこやおんぶについて、詳しい専門家に会ってみましょう。実は各地域にいますよ。